0から始めるBMS制作 イベントのすすめ

 こんばんは、Setca.です。本年も既にいくつかのBMSイベントが執り行われており、満足のいく結果を得られた方、不満の残る結果となってしまった方等、様々な方がおられるのではないかと思われます。

 

 さて、本記事は、こうしたイベントの存在を知った上で、自分もBMSを作ってみようと考える方々を主な対象としています。

 

 BMSイベントには様々なものがありますが、初めて参加しようという方の場合、「自称無名BMS作家が物申す!(通称無名戦)」や、非競争型のイベント(直近のものでは東方音弾遊戯8)がオススメです。理由としてはいくつかあるのですが、やはりイベントの特性上初心者でも参加しやすいというのが大きいです。特にBOF系列のような大型イベントの場合は登録されるBMSの数も膨大になるために、初心者の作品には見向きもされない、といったことになりがちです。やはりまずは中小イベントに参加して、自分の存在をアピールしていく方が賢明ではないでしょうか。

 

 また、小規模なイベントにインプレを行う方は熱心な方が多く、その分有益なアドバイスを得やすいという点も初心者にとっては嬉しい点かと思われます。

 

 自分を例に挙げて申し訳ないのですが、私が第14回無名戦にて初めてBMSイベントに参戦した際には、68人中62位と悔しい結果に終わりました。しかしながら、このイベントに参加したことで多くのアドバイスをいただき、また多くのBMS制作者の方々と関わりを持つことができました。このイベントに参加したことにより、自分の制作において多くの好影響を受けたのは間違いないと考えています。実際に、次に出場したBOFU2017では、483作品中112位と比較的高評価を頂きました。

 

 では、イベントに出ようと考えている方はどのようなことを心がければいいのでしょうか。私の考える重要な点を述べたいと思います。

 

・作品作りに全力を尽くす

 やっぱり自分の納得いく作品で参加した方が、イベントが始まってから後悔しないんじゃないかなあと思います。最初から良い作品が作れる必要は全くないと思いますが、せめて自分の「好き」な作品であってほしい。たとえ現時点で高評価が得られなくても、その経験は決して無駄にはならないと思います。

 

・イベントのルール・マナーを守る

 登録期間は守りましょう。イベントに参戦できませんよ。他の人への誹謗中傷などしてはいけません。当たり前ですね。

 常識的なことですが、こういった部分をきっちり守ることは非常(それこそ作品の出来以上)に大切だと思います。

 

・結果を真摯に受け止める

 必ずしも良い評価が得られるとは限りません。正直イベントで下位に沈むとクッソ悔しいです。ですが、それが自分の作品に対する評価だったのです。次で見返してやりましょう。作品の良い部分も悪い部分もたくさん見つかったと思うので、これを噛み砕いて次の作品へと昇華したいところです。

 仮にあまり良い評価が得られなかったとしても、間違いなく良い部分はあると思うので、良かった箇所については今後伸ばしていくことで魅力的な作品に近づけそうですね。

 順位が良かった場合? おめでとうございます。はっきり言って他の人も相当レベルが高いので、自信を持っていいと思います。ですが、まだ完璧な作品とは言えないのではないでしょうか? 今後更に良い作品を作るために、今一度自分の作品を見直してみてはいかがでしょうか。

 

 

 長々と書きましたが、結局のところまずBMSを作らないことには始まりません。分からないことは色々な人に聞きながら、とりあえず1作品完成させてみてほしいです。自分の曲を音ゲーでプレイできる、というのは中々感動的ですよ。

 

 本記事がBMS制作・イベント参加への後押しとなれば幸いです。