civ5 「アフリカ争奪戦」シナリオの創造主ズールーをクリアしました

Setca.です。

以前書いた創造主ボーアの記事を参考にされた方が創造主ボーアをクリアしたとのことで、創造主ズールーに久しぶりに挑戦し、試行錯誤の末なんとかクリアしました。

 

方針さえ決まってしまえばわりと戦える感じでした。
まあそれでもボーアに比べると相当難しいですが。

今回は実績とかないので一応創造主って証拠も。

ちなみにもう1人触発されてる人がいました。

 

なお、今回はこちらの動画シリーズを参考にさせていただきました。

ただ、ユニットを出しまくってて操作が大変そうだったので、基本的には以前ボーアでクリアした方針をアレンジしながら進めることにしました。

www.nicovideo.jp

何回か挑戦したところVP差でエチオピアに敗北、その後もう少しフローを効率化することで勝利できました。

 

 

基本方針

UA・UBでかなり文化が稼ぎやすく、ある程度内政重視で進めることができたボーアと異なり、テクノロジーが中世止まりのズールーの場合、内政をどれだけうまくやったところで雀の涙ほどの文化も産出されないため、ガンガンユニットを生産して片っ端から敵ユニットを倒していきます。

 

初期立地に対する考え方

 

まずボーアと比較した時のズールーの特徴について、以下が挙げられます。

内政のメリットが非常に薄い

都市防御力が低い

ライフル砲(射程3)がない

イカンダの効果で白兵ユニットの移動ポイントが+1される

ボーアプレイ時はある程度内政にリソースを割きたかったこともあり、敵が押し寄せにくい立地にメリットがありましたが、ズールーの場合はそもそもユニットが押し寄せてくれないとスコアが稼げません。戦列艦への対抗手段がなく、ユニット生産が遅れると対イギリス戦がジリ貧になってしまう、という点も考慮する必要があります。

また、ボーアは都市防御力がそれなりに高いこともあり、ライフル砲を基軸にある程度引いて守っていましたが、ズールーの場合は白兵ユニットの機動力を生かし、ある程度戦線を上げながらZOCを駆使して防衛する方が戦いやすかったです。

生産したユニットを使い潰してでも前目で侵攻を止めたいため、最悪守りにくくても構わないのでとにかく出力の高い立地を狙い、ユニット生産力(とランツクネヒト)である程度ごまかすようにしました。

 

またいくら生産力重視といっても文化ギルドへの市民配置ぐらいはしたいため、最低限の食料が確保できる立地が望ましいです。

というわけで狙うのは最強資源ことです。めっちゃ面倒ですけど立地厳選を頑張りました。

 

周辺諸国について

イギリス

戦列艦がとにかくきついです。こちらの侵攻が遅れてしまうとジリ貧になるので、速攻で南の2都市を落とすのが良い、という結論になりました。ガン押しするとユニットの損耗は激しくなりますが、奪った2都市をエジプトあたりに売れば十分リカバリー可能です。

ドイツ

そこまでユニット量は多くないですが、忘れたころに開拓者やブランデンブルク級戦艦を出してくるので一応注意。

ポルトガル

創造主ボーナスを引っさげて圧倒的都市数から圧倒的物量でゴリ押してくる強敵。ドイツ・イギリスにも言えますが、開拓者を見つけたらできる限り奪っておき、少しでも都市出しを抑制したいところです。探検家以外のUUがないのだけが救い。

ボーア

みんな大好きポール・クルーガー。戦力としては雑魚なんですが、序盤だけはやたら堅い義勇兵のおかげでポートエリザベスあたりに特攻してたりします。

ポルトガルとかドイツにプレトリアを落とされると超しんどいんで、最悪自分で滅ぼした方が良いかもしれません。ケープタウンが落とせればプレトリアが陥落する印象はあまりないですが。

実は1都市進行でもスコア5000とか出たりするんで、クリア条件的にはわりと強敵だったり。

エチオピア

例によってラスボスです。積極的にヨーロッパのヘイトを買ってエチオピアが戦争しないよう祈ります。こちらがドイツ・ポルトガル・ベルギーあたりとほぼ常に戦争しておけばあまりエチオピアは戦争しないイメージです。

あとはナイル川の源流がエチオピア領内に湧かないことを祈りましょう。まあ今回はキリマンジャロが湧いてましたが。

北アフリカ諸国

なるべく早くインピを北に向かわせてエジプト・モロッコと出会い、都市を売ったり高級資源を交換したりして資金源にしたいところです。

その他欧米列強

大した戦闘が起きることは(ほぼ)ないですが、たまに私掠船やフリゲート艦とかがやってくるので美味しくいただきましょう。

 

ユニット運用

インピと弩兵を主力として運用していきます。

インピはガンガン使い潰し、弩兵はある程度温存できるように動かしていきます。

インピは猛牛昇進が強力なため新兵でもそこまで戦闘力が変わらないのに対し、弩兵は兵站・射程範囲の昇進が強く、レベルアップを重ねることで使い勝手が大いに向上する、というのが理由です。

インピ

初期インピのうち、移動力3のものは4体。内訳としては精鋭が2体、軟弱者が2体です。後者を1体北上させ、1体は周辺警戒に使用します。他文明の開拓者をパクる役割ですね。

精鋭インピも含め、残りは戦闘部隊に回します。

イギリスの2都市を落として以降は衛星都市で生産し続けます。

 

弩兵

イギリスの都市を落とせる目処が立ってから生産を開始します。首都で生産すると同時に、ケープタウンを売って得た資金でどんどん購入して戦線に投入していきます。

 

トレビュシェット

開幕に生産し、イギリスの都市を落とすのに利用します。

大体戦列艦+都市攻撃で1ターンで破壊されますが、物量でゴリ押します。

ケープタウン占領後、残った分は適当にユニットを殴ったり都市を攻略したりするのに使います。

 

ランツクネヒト

購入後即行動可能という特性を生かし、中盤の都市防衛で活用します。ヤバそうな時にも1ターンの猶予が確保できるため、都市が陥落しそうになったらとりあえず購入して投げておきます。

 

騎士

都市占領時に使用します。序盤は生産する余裕がないので中盤以降に生産することになるかと思います。1~2体生産しておけば十分でしょう。

 

生産した建造物について

建造物を建てる余裕はほとんどないので、建てるのは以下の建造物に絞ります。

 

首都

・製鉄所(大技術者使用)

・英雄叙事詩

 

衛星都市

・武器庫(大技術者使用)

 

どちらでも(人口が多い都市で建てる)

・著述家ギルド(こちらの方が優先度高め)

・芸術家ギルド

 

初期から工房に専門家を配置することで計3回大技術者を出すことができるため、製鉄所と武器庫に使用しました。衛星都市のどちらかは自前生産にして芸術家ギルドあたりに大技術者を切っても良いかもしれないです。

各ギルドは大著述家・大芸術家の傑作(毎ターン文化+5, 社会制度:文化的拠点が乗ると更に+5)による文化産出、及び市民配置(1人につき文化+3各2スロットあるので合わせて+6)での文化産出がわりと大きいので建設しました。ある程度防衛が落ち着いた中盤以降に隙を見て建設する形になるかとは思います。

 

進行プラン

開幕から100ターン目までほぼ常時列強諸国と戦争をしていますが、戦争のフェーズは大きく3段階に分けられます。

中盤以降の動きはマップの生成具合によって微妙に変わってくるかと思いますが、最初にポートエリザベスケープタウンを占領する、という部分に関しては恐らく必須に近いのではないかと思っています。

序盤(大体1T~25T)

イギリスの2都市を攻略します。

中盤(大体30T~65T)

ポルトガル・ドイツ防衛戦です。

基本的な処理優先度としては、(都市張り付き白兵ユニット)>探検家>ライフル砲>騎兵隊>ガトリング>ライフル兵の順が良いと考えます。

ヨーロッパ陣営は探検家以外のユニットに視程-1のデバフがついているため、探検家を落とせるだけで脅威度が少し落ちます。

終盤(大体65T~100T)

ポルトガルの都市を占領し、東海岸にいる海軍ユニットを沈めまくります。

 

実際の展開

ではやっていきましょう。

 

初期立地はこんな感じ。かなり塩が多くて生産力伸ばせそうですね。

東側は守りやすそうですが、こちらから攻める分には少し苦労しそうです。

微妙に湖が邪魔ですが、塩が多いので許容範囲と判断。

1ターン後に都市出し。それぞれ鉄直下と宝石直下です。塩と馬タイルを現金で購入して市民配置します。

既にイギリス・ポルトガルに宣戦布告されてますね。適当に来たユニットをしばき回しておきます。

初動はトレビュシェットを生産し、ポートエリザベスを攻めに行きます。ポートエリザベス占領後はそのままケープタウンへと侵攻します。インピもトレビュシェットも使い捨てるぐらいの感覚でOKです。インピの昇進は(よっぽど体力に余裕がある場合を除き)即時回復を取得します。

ポートエリザベスの周りには戦列艦が大量に湧きますが、とりあえず無視して都市の占領を優先します。

 

25T:ケープタウンを占領。イギリスと和平します。

ケープタウン占領後はエジプトに売却し、売却資金で東西のポルトガル・ドイツ戦に向け軍備を整えます。

またポルトガルの都市出しを抑制するため、北部に第4都市ブラワヨを建設します。陥落しそうになったらエジプトに売却します。

これによりポルトガルの生産量を少し抑えられるとともに、侵攻してくるポルトガル軍を分断できるためで、大分守りやすくなります。

とりあえず都市出しを抑制できればOKです。

 

対策してもキツいものはキツい。とりあえず占領されることだけは防いでおきます。

敵ユニットが減るまでは首都で弩兵を生産&購入して前線に向かわせつつ、衛星都市でインピを生産して防衛線の構築にあてます。ヤバそうになったらランツクネヒトを購入して急場をしのぐ感じですね。ZOCを意識してできるだけ被害をインピやツクネに集中させられるとなお良いかと思います。

 

ユニットが減ってきたら首都から北にあるルレンコ・マルケスを攻略します。

78T:ルレンコ・マルケスを初占領。いっぱい船が見えて嬉しい。

ルレンコ・マルケスの占領後は終わらない海戦(ただし自分は海に出られない)タイムです。バリバリ沈めて文化に変えていきます。こちらに損害を与えてくる戦列艦フリゲート艦を優先して倒していきましょう。

 

時々懐かしのカイオ・ドゥイリオ級戦艦やブランデンブルク級戦艦がやってくるのですが、こいつらは都市をワンパンしてくるので、1度都市を占領させた上で都市ごと倒してしまうと楽です。

こういう状況でカイオ・ドゥイリオは無視して私掠船やフリゲを殴ります。

カイオ・ドゥイリオにルレンコ・マルケスを占領させます。

再占領するとそのまま文化+50されるので楽です。

終盤はユニットを倒し続けて少しでも文化を稼いでいきます。財政状況がヤバいんですが、略奪をうまく利用して何とかユニットを維持します。蛮族かよ。

 

そんなこんなで100ターン目。

エチオピアとの差は約400、ボーアとの差は約550でした。

グラフを見ると結構カツカツです。

圧巻の11位&12位率。

1ゲームが長いのは大きな難点ですね。AIの思考時間もかなり長大です。


感想

ムズかった。個人的にはこういった「無茶な戦争をしなければならない状況」に陥らないように進めていきたいタイプなので、普段とは違う能力が要求されるこのシナリオには大分苦戦しました。詰め始めると結構活路が見えてくるんですが、そこまでの五里霧中感は凄まじかったです。あと長丁場ってこともあって1回意味不明なミスして負けたんで、プレイ途中でも区切りをつけてちゃんと寝た方が良いです。ボーアと違って舐めたムーブをすると速攻で咎められます。

 

プレイする中でやっぱりイカンダの昇進って超強いなって感じました。どれだけ移動力:3に救われたか分からない。弩兵の射程やZOCについてもしっかりと意識しなければならないので、クリア前よりも戦争がうまくなったんじゃないかな~って実感もあります。

ボーアとかオスマンに比べると何倍も難しく感じましたが、プレイ自体はこれらよりも面白かったので、自信がある方には結構おすすめの文明です。実績はないので完全に自己満足の領域ですが。

 

次は何かやるかなあ。ローマの没落:西ローマか、あるいはPC新調予定なのでスペック不足を言い訳にほとんど触っていなかったCiv6にいい加減手を出しても良いかもしれないとは思っています。西ローマの画面見るだけで吐き気するレベルやし。

とはいえ正直これより難しいレベルのものって相当時間も体力も使うんで、余裕がある時じゃないとできないんですよね。放置してるライザ2とかやった方が良い気がしてきた。